
陶器のオイルウォーマー、香炉です。
上のくぼみに水を適量入れ、エッセンシャルオイルを3~4滴落とします。

下にキャンドルを置いて、下から熱を加えることによって
エッセンシャルオイルを含んだ水が蒸発し、香りを出します。
小さいながらも意外と広範囲に香りを漂わせてくれる、すぐれもの。
ただし水がどんどん蒸発していくので、空焚きには要注意です。

はちみつ入れです。
こんな容器に、取れたてのラベンダーはちみつが入っていたら
きっとおいしさ倍増でしょうね^^

絵柄をアップするとこんな感じ。
18世紀からの絵柄のようです。

ちなみに・・・・
各地にある陶器ですが、
北に遡るほど高品質、高級感あふれるものになっていくのはなぜ??
地中海をはさんでスペインの向かい側、アフリカ大陸の入り口に
モロッコ王国があります。
モロッコでも陶器は盛んで、重要な工芸品のひとつです。
南仏の陶器をさらにもっと素朴にしたような感じで
絵柄は色鮮やかなモザイク模様。

かなり見た感じはいい感じなのですが・・・
日本で見慣れた陶器とは雰囲気も絵柄もかなり異なるので
“ぜひおみやげに持って帰りたい”と思わせてくれるのですが・・・
これがおそろしくもろい、、、
原料となる赤土が低温(約900度)でしか焼けないためだそうですが
せっかくお土産に買っても、かなりしっかりと梱包して持って帰らないと、
帰国して開いてみたら無残にもこなごなに・・・・
ヒビが入るとか、割れたとかいうレベルでなく
あまりに無残なこなごな状態・・・・
と、笑えないような本当の話があるほど。
モロッコ人でさえ、家庭で使うのは中国製?
とにかく見た目はともかく、実用的ではないのがモロッコ陶器。
それと比べると北上してスペインの陶器は質が高い。
特にスペイン南部、アンダルシア地方のものは
色鮮やかなモザイク柄で素朴でなんだけれど、
モロッコよりもかなり洗練された感じで、何よりも質がいい。
こちらは十分食卓で使える実用タイプ。

その東隣のプロヴァンス地方も同様。
さらにフランスを北上すれば、リモージュやセーヴルなど
高品質の高級陶磁器が登場するので、興味深いです。