②「もう刈り取っちゃったわ~」déjà coupé

次にラベンダー畑探しにディーニュDigne-les-bainsに出掛けたのは
前回のグラース旅行より2週間あとの8月上旬。
電車とバスを乗り継いではるばる出掛けました。
今度は、バスの車窓から小高い丘や山、谷などが見え、
いくつもの小さい町や村を通り過ぎていきました。
(このバス、アップダウンの多い道を
かなりのスピードを出して走ったので
けっこう揺れてちょっと怖かった~^^;)
うん、たしかに、違う!前回とはちがう!
今度こそ、今度こそ、見渡すかぎり、
一面に広がるラベンダー畑が見られるんだわ~~
ワクワク、ドキドキ、期待度は最高潮。
なんか、畑みたいなのも見えるし、これはいよいよ===
と思っているうちにディーニュに到着。


あ、あれ・・・??
ラ、ラベンダーは・・・どこっ??
たしかに、道のすみっことかちょっとづつなら
ラベンダー咲いているけれど、
たしかに何にもなかったグラースとは違うけれど・・・
で、でも、ラベンダー畑はどこっ??
仕方がないので、またまた
近くにあった観光案内所に行って
「ラベンダー“畑”が見たいの・・・」と尋ねました。
そして彼女は答えた・・・
「déjà coupé (もう刈り取っちゃったわ~)」
ちょ、ちょっと待って、、、
ク、クーペって???
え~~と・・・どういう意味???
2,3やりとりして
どうやらクーペとは刈取るという意味で・・・
はぁ~~~~~~~
どうも7月末にすべて刈り取ってしまったよう。
そ、そんなぁ~~~
あ・・・そういえば、バスで通ってきた道の両側に
何かを刈り取った後のような茶色っぽい畑、いくつもあったわ・・・
見渡すかぎり・・・・・の畑。
あ・・・・・あれが、ラベンダーさんだったわけ、、、

今度のディーニュは正真正銘、有名なラベンダーの産地。
“ラベンダーの都”とも呼ばれているそうです。
開花期には、あちこちで薄紫色に染まる花畑を見ることができるとのこと。
も~~~ショックったら。
もう、立ち直れない。
いくらなんでも、、、
あ~~もう1週間早く来ていれば・・・・後の祭り。
「もう刈り取っちゃったわ~」(déjà coupé)
忘れたくても忘れられない衝撃のワンフレーズ、第2弾でした。

ショックはショックだったのですが、
このディーニュはさすがラベンダーの産地。
ラベンダーグッズを売っているお店がいくつかあって、
すごくいい香りのラベンダーのサシェ(匂い袋)を見つけました。
たまたま見つけたサシェですが、15年以上たった今でも
特に気を使ったわけでもないのに
高温多湿の日本であっても香りがおちることなく
いい香りを保っているとても上質なサシェです。

これです^^

このラベル
パリでも、お土産用にラベンダーのサシェが売られていますが
こちらは、日本に持って帰ってきたら湿気で
(おそらく梅雨時にはかカビも生えていると思います)
すっかり香りがおちてしまいました。
こちらはたまに干したりもしていますが
香りを保つことができません。
(残念ながら、お土産品のサシェはおすすめできません。
袋とかプロヴァンス綿プリントでかわいいのですが。)
あとで知ったのですが、わたしがディーニュで買ったサシェのメーカーは
フランスでも一流メーカーのもののようです。
(値段は全然高くなく、むしろパリのお土産やで買ったほうが
高いくらいでしたが。)
ディーニュからバスで戻る際、
今度はしっかりと車窓から見える風景を目で追えば・・・
あるわ、あるわ、「ラベンダーの畑」だったらしき畑が。
あちらにもこちらにも。
たしかにここでよかったんだわ~~
今思うと、このディーニュは車などがない場合でも、バスで行けて、
しかも車窓から両側に一面のラベンダー畑が見ることができるので
開花期に行ったら、それはそれは美しい風景に出会える場所でした。
とにもかくにも、フランス滞在6週間では、
もう1度ラベンダー畑探しの旅に出るチャンスはなくなってしまい
幻のラベンダー畑となってしまったのです。
ラベンダー畑よ、いずこに。。。
ディーニュに行くなら7月いっぱいですよ~~~絶対に、、、

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