②ラベンダーとラバンディン 精油徹底比較

ラベンダーは生育場所の標高が高くなるほど
芳香も一段と良い上質の精油が採取できるといいます。
精油の効能が高いのも、この高所で育つ、
より原生に近いアングスティフォリア系ラベンダーの精油です。
標高800m以上にしか生育しない
真生ラベンダー、トゥルーラベンダー、イングリッシュラベンダーなどと呼ばれる
アングスティフォリア系ラベンダーと
低地でも栽培できるように品種改良された
ラバンディン系では
その精油にどのくらいの違いがあるのか
徹底比較してみようと思います。
※さまざまなデータは、ハーブとアロマの専門店「生活の木」の
カタログを参照させていただきました。
「生活の木」は、豊富な知識と安心できる品質で
わたしも大変愛用させていただいているお店です。
(1)精油の種類
一口にラベンダーの精油といってもいろいろ種類があります。
香りも実にさまざま。
効能にそれほどこだわらなければ、香りを試してみて
好みの香りの精油を選べばいいと思います。
【アングスティフォリア系(真正ラベンダー)】
☆フランス産・・・プロヴァンスで生産されるラベンダーの王様
不動の人気を誇ります
もっともラベンダーらしい典型的なフローラルな香り
☆ブルガリア産・・・やや丸みのある優しいフローラルな香り
☆タスマニア産・・・やや深みのある気品溢れるフローラルの香り
(オーストラリア原産)
☆ポピュレーション・・・爽やかでしみとおるようなラベンダーの香り
(フランス原産) 種から育てたその年限定の希少なラベンダー
☆有機ワイルド・・・標高1000mを越える山の中で育った、凛と香る野生のラベンダー
深みのある華やかな香り
※限定生産品
【ラバンディン系】 ※すべてフランス原産
☆アブリアリス・・・スパイクラベンダーに似たほのかにカンファー臭(樟脳のような香り)
のあるシャープな香り
☆グロッソ・・・ラベンダーをよりシャープにしたようなフレッシュな香り
☆スタンダード・・・スパイクラベンダーに似たカンファー臭の強い香り
☆スーパー・・・スパイクラベンダーに似たとても芳醇な香り
【スパイクラベンダー】
☆ラベンダーよりもくっきりしてさらにフレッシュな香り
わたしの一番のおすすめは
フランス産真正ラベンダーの有機精油。
ほかのもいろいろ試してみましたが
やはりこの香りが一番好きでした。

(2)精油の効能
真正ラベンダーとラバンディン・スタンダードで比べてみました。
☆真正ラベンダー
ストレス、リラックス、安眠、風邪・熱、咳・鼻づまり、肩こり
夏バテ、冷え性乗り物酔い、生理不順、生理痛
にきび、肌の乾燥、消臭、目のつかれ、防虫、デトックス、幸せを感じたい時
☆ラバンディン・スタンダード
ストレス、リラックス、安眠、風邪・熱、咳・鼻づまり、肩こり
真正ラベンダーの圧勝です。
「万能精油」といわれるわけです。
不眠や頭痛に効果があるのは酢酸リナリルの鎮静作用。
酢酸リナリルの含有量が効能を左右します。
本物の真生ラベンダー精油とは
“酢酸リナリルが35%以上含まれていること”
これを目安にするとよいでしょう。
(3)成分比較
※有機ラバンディン・スーパー
パリで買った有機精油Lavandin super/Lavandula burnatii
真正ラベンダーとスパイクラベンダーの自然交配種です
ラバンディンは、やはり酢酸リナリルの含有量が
“本物の”真正ラベンダーの基準といわれる35%より下回っていますが、
33.97%、約34%と、目安の35%よりわずかに下回る程度なので
ラバンディンにしてはかなり高い値だと思います。
注目は樟脳のような香りの成分であるカンファーの含有量の違い。
真正ラベダーが0.45に対して有機ラバンディン・スーパーは5.82。
その差、なんと約13倍!
香りを比べてみると、たしかにラバンディンの方が
ちょっと刺激の強い樟脳のようなツーンとした香りがします。
真正ラベダーのほうはまろやかで丸い感じです。
でも、ラバンディンの方も真正ラベダーよりは刺激臭はやや強いですが
花の香りを損なうほどではなく、むしろ真正ラベダーの香りを
もう少しシャープにくっきりとさせたような感じです。
真正ラベダーよりもちょっと攻撃的?という感じでしょうか。
1種類だとなかなかわからなかったりしますが
比べてみるとその香りの違いがよくわかります。
真正ラベンダーとラバンディン
ほかの品種と比べたらそれほど香りに違いはない方ですが
こうして比べてみると、なるほど、確かに違うものです・・・
あとは好みになると思いますが、
両者を比べた感じでは、わたしはやはり
まろやかで品があって、包みこむような香りの真正ラベンダーのほうが
好きですね~^^
真正ラベンダーVSラバンディン
総合的にみて、真正ラベダーに軍配です。
一口にラベンダーの精油といってもいろいろ種類があります。
香りも実にさまざま。
効能にそれほどこだわらなければ、香りを試してみて
好みの香りの精油を選べばいいと思います。
【アングスティフォリア系(真正ラベンダー)】
☆フランス産・・・プロヴァンスで生産されるラベンダーの王様
不動の人気を誇ります
もっともラベンダーらしい典型的なフローラルな香り
☆ブルガリア産・・・やや丸みのある優しいフローラルな香り
☆タスマニア産・・・やや深みのある気品溢れるフローラルの香り
(オーストラリア原産)
☆ポピュレーション・・・爽やかでしみとおるようなラベンダーの香り
(フランス原産) 種から育てたその年限定の希少なラベンダー
☆有機ワイルド・・・標高1000mを越える山の中で育った、凛と香る野生のラベンダー
深みのある華やかな香り
※限定生産品
【ラバンディン系】 ※すべてフランス原産
☆アブリアリス・・・スパイクラベンダーに似たほのかにカンファー臭(樟脳のような香り)
のあるシャープな香り
☆グロッソ・・・ラベンダーをよりシャープにしたようなフレッシュな香り
☆スタンダード・・・スパイクラベンダーに似たカンファー臭の強い香り
☆スーパー・・・スパイクラベンダーに似たとても芳醇な香り
【スパイクラベンダー】
☆ラベンダーよりもくっきりしてさらにフレッシュな香り
わたしの一番のおすすめは
フランス産真正ラベンダーの有機精油。
ほかのもいろいろ試してみましたが
やはりこの香りが一番好きでした。

(2)精油の効能
真正ラベンダーとラバンディン・スタンダードで比べてみました。
☆真正ラベンダー
ストレス、リラックス、安眠、風邪・熱、咳・鼻づまり、肩こり
夏バテ、冷え性乗り物酔い、生理不順、生理痛
にきび、肌の乾燥、消臭、目のつかれ、防虫、デトックス、幸せを感じたい時
☆ラバンディン・スタンダード
ストレス、リラックス、安眠、風邪・熱、咳・鼻づまり、肩こり
真正ラベンダーの圧勝です。
「万能精油」といわれるわけです。
不眠や頭痛に効果があるのは酢酸リナリルの鎮静作用。
酢酸リナリルの含有量が効能を左右します。
本物の真生ラベンダー精油とは
“酢酸リナリルが35%以上含まれていること”
これを目安にするとよいでしょう。
(3)成分比較
芳香成分 | 真正ラベンダー | 有機ラバンディンスーパー※ |
---|---|---|
α-ピネン | ND | 0.49 |
リモネン | ND | 0.77 |
TRANS-オシメン | 2.50 | ND |
1.8-シオネール | 0.90 | 3.23 |
リナロール | 30.30 | 33.79 |
テルピネン-4-オール | 2.30 | 0.9 |
α-テルピネオール | 0.96 | 0.07 |
酢酸リナリル | 39.00 | 33.97 |
酢酸ラバンデュリル | 2.30 | 0.92 |
3-オクタノン | 0.80 | ND |
カンファー | 0.45 | 5.82 |
※有機ラバンディン・スーパー
パリで買った有機精油Lavandin super/Lavandula burnatii
真正ラベンダーとスパイクラベンダーの自然交配種です
ラバンディンは、やはり酢酸リナリルの含有量が
“本物の”真正ラベンダーの基準といわれる35%より下回っていますが、
33.97%、約34%と、目安の35%よりわずかに下回る程度なので
ラバンディンにしてはかなり高い値だと思います。
注目は樟脳のような香りの成分であるカンファーの含有量の違い。
真正ラベダーが0.45に対して有機ラバンディン・スーパーは5.82。
その差、なんと約13倍!
香りを比べてみると、たしかにラバンディンの方が
ちょっと刺激の強い樟脳のようなツーンとした香りがします。
真正ラベダーのほうはまろやかで丸い感じです。
でも、ラバンディンの方も真正ラベダーよりは刺激臭はやや強いですが
花の香りを損なうほどではなく、むしろ真正ラベダーの香りを
もう少しシャープにくっきりとさせたような感じです。
真正ラベダーよりもちょっと攻撃的?という感じでしょうか。
1種類だとなかなかわからなかったりしますが
比べてみるとその香りの違いがよくわかります。
真正ラベンダーとラバンディン
ほかの品種と比べたらそれほど香りに違いはない方ですが
こうして比べてみると、なるほど、確かに違うものです・・・
あとは好みになると思いますが、
両者を比べた感じでは、わたしはやはり
まろやかで品があって、包みこむような香りの真正ラベンダーのほうが
好きですね~^^
真正ラベンダーVSラバンディン
総合的にみて、真正ラベダーに軍配です。
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