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2011.08.16 Tue

①南仏プロヴァンスのお土産

日本の国土面積の約1.5倍のフランス。

約1.5倍というと、さほどちがいはないようにも思うけれど
海に囲まれて山が多い日本とくらべて
フランスはその多くが見渡すかぎりの平原が広がる広大な大地。

しかも総人口はなんと日本の半分!!
この差はとても大きいです。

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海岸線沿いにずっと都市や街がぎっしりと並ぶ日本とは異なり
それぞれの都市や街が独立して点在しているためか
北から南、東から西まで
各地方ごとに気候、風土、風景も食べ物も気質も
実にさまざまで、それぞれにはっきりとした特色があります。

そんなフランス南部、南仏にあるプロヴァンス地方にも
他ではなかなか手に入らないような
個性的で魅力的なおみやげものがいっぱい！



ちなみに日本では夏の風物詩？の「セミ」ですが
フランスでは南仏にしか生息しないとか。
そこで、南仏のシンボルとして「セミ」をモチーフにしたおみやげも
たくさん見つけることができます。


少しばかりですが、わたしが買ってきた
プロヴァンスのおみやげをご紹介します。

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2011.08.18 Thu

②何といってもラベンダーグッズその１

プロヴァンスといえば、言わずと知れたラベンダー。

乾燥花はポプリや食用に、
刈り取った花や茎は蒸留して精油（エッセンシャルオイル）に。
開花期にはみつばちたちがせっせ、せっせと集めた
ラベンダーの花のはちみつが。

実にさまざまな用途があるラベンダー。
南仏プロヴァンスには
ラベンダー好きにはたまらない
“ラベンダーグッズ”がいっぱいです。

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☆ポプリ

部屋にラベンダーのドライフワラーを飾りたいと
いつも思うのですが・・・

残念ながら高温多湿の日本では
湿気によって色が変化したり、香りがおちたり
乾燥方法や状態によっては
虫が発生してしまうこともあるなど
ドライフワラーを長期間最良な状態で保つことは難しいようです。

できるだけ乾燥した環境に置いて
ある時期楽しむもの、と考えた方がいいかな、と思います。

ちなみに日本でも比較的育ちやすいラバンジン系は
すぐに全体が茶色に変色するなど
ドライフワラー向きではありません。

育てるのは大変ですが、アングスティフォリア系なら
高温多湿の日本でも、花の色を保つことができます。


 

☆エッセンシャルオイル

ラベンダーが好きになってからというもの
何でもかんでも「ラベンダー」

エッセンシャルオイルももちろん「ラベンダー」
お店でエッセンシャルオイルを見つけると
真っ先に「ラベンダー」を探しては買っていました。

今思うと、最初は何も知らなかったので、
値段だけみて「安い！」と思って買ったものは
実は「ラバンジン」だった、ということも少なくなかったはず。

エッセンシャルオイルは、直接身体に取り込まれるものです。
質のいい、安心して使えるものを購入しましょう！
オイルについては、こちらも参考に！

☆サシェ（匂い袋）



今年５月、たまたま訪れたパリ郊外にある
中世市場都市プロヴァン（世界遺産に登録）の雑貨店で
思いがけない15年ぶりの再会をしたのがこのサシェ。
（写真後ろ２つ、色違いのサシェ）

あちこちにサシェを置いておきたくて
いくつか持っていますが、やはり高温多湿のために
なかなか香りを保つのが難しいです。
（ビニール袋に、“水とりぞうさん”といっしょにいれて
密閉して保存したりもしましたが＾＾；）

パリでも、お土産用にラベンダーのサシェが売られていますが
残念ながら、日本に持って帰ってくると
香りがおち、梅雨時にはカビさえはえてしまうことがあります。

しかし、ディーニュで見つけたサシェ。
15年以上たった今でも
特に気を使ったわけでもないのに
とてもいい香りを保っています。



プロヴァンでこのサシェを見つけたとき
メーカーのマークに見覚えがありました。
「これ、もしかして・・・たぶん・・・」
「う～～ん、たしかこんな感じだった・・・香りも・・・」
15年ぶりの再会でした。



お店にマダムに聞いたところ、サシェに関しては
フランスでも一流メーカーのもののようです。
（値段は全然高くなく、むしろパリのお土産やで買ったほうが
高いくらいでしたが。）
個人では直接購入できないのが残念。

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2011.08.20 Sat

②何といってもラベンダーグッズその２

☆はちみつ

パリに住んでいた頃は、ラベンダーはちみつとすりごまを練ったものを
毎朝、パンにのせて食べるのがわたしのお気に入りでした。

それまで食べていたのはみかんやレンゲのはちみつ。
口に残る甘さがもう一つ好きになれず
それほどはちみつが好きという感じではありませんでした。

でも、ラベンダーのはちみつと出会って
ラベンダーの花の高貴な香りとほどよい甘さ、
すっきりとした後味に感激。

「こんな味のはちみつがあったんだ～～～」

最初のひと口で虜になってしまいました。

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日本では購入できる店が限られていて、値段も高めですが
フランスでは値段も品質もさまざまですが、
スーパーマーケットでも簡単に手に入れることができます。

プロヴァンスで買うのが一番ですが
パリでもあちこちで買うことができました。


それが、今から３年前の春のこと・・・
お土産はまず「ラベンダーはちみつ！」と
いつも買っていたスーパーマーケットに行ったのですが・・・

「ないっ！ないないない。
ラベンダーはちみつがない＝＝＝＝」
「なぜっ？どうして～～？」

品切れ？と思い、別の店に行くが、そこにもなし。
思いつくお店を片っ端からあちこち回るも、どこにもない。

「どうして１個もないの＝＝＝＝」

探しまわってようやく市場で１個だけ見つけて購入。
こんなことは初めてでした。

聞くところによると、先シーズンがとても不作だったとか。
そんなこともあるのですね・・・


それが、今年は一変。
着いた早々から

「きゃ～～～～あるわ～あるわ～、あるあるある。」

あっちにもこっちにも。
前は置いてなかったようなスーパーマーケットにまで
ラベンダーはちみつの山。
も～～うれしくなりました。

スペインでもラベンダーはちみつは生産されていますが
（日本にも輸入されています）
わたしの一押しはやはり「南仏産」
高貴な味と香り、すっきりとした後味が最高です。
永遠不滅であってほしいですね・・・・


日本ではなかなか手に入らないので
フランスのお土産用としてもおすすめです。

はちみつ専門店に行けば、もちろん
高品質のはちみつを手に入れることはできますが
ここでは、気軽にお手頃価格で買える
パリの「スーパーマーケット」で手に入るはちみつをご紹介します。



観光でもみんな必ず１度は立ち寄る？有名スーパーマーケット
モノプリMONOPRIXにあります。
スーパーマーケットの中ではちょっと高級感を出しています。
価格的にもちょっと高め。
375ｇ/約７€


ラベルがとってもおいしそうなんです。わたしが一番最初に買ったメーカーです。


この美味しそうなラベルと
“とても香り高いはちみつ”のフレーズに興味をひかれて手にして以来、
すっかりラベンダーはちみつの高貴な味に魅せられてしまいました～＾＾
カルフールCarrefour Market（旧Champion)に置いてあります。
お得サイズです。自分用によく買います。
500g/約6.6€　


パリではラ・デファンスLa DefenseのショッピングセンターLes ４Temps内と
メトロ３番線東の終点ガリエニGallieniのショッピングセンターにある
大型スーパーマーケット、オーシャンAuchanブランドです。
（日本で言えば、“トップバリュー”ブランドみたいな感じでしょうか）
容器も小さく、お土産にはとてもお手頃です。
250g/4€


Bioのマルシェで購入。
スペイン産もありましたが、南仏産にこだわって
聞いたら奥から出してきてくれた１品です。
南仏産は質がいいので価格も高いのだそうです。
250G/6.7€

マルシェにはプロヴァンスものを扱っているお店がよくでているので
機会があれば、のぞいてみることをおすすめします。

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2011.08.21 Sun

③太陽と青空　プロヴァンスプリント

抜けるような真っ青な空と
太陽の光が燦々と降り注ぐプロヴァンス。

この地方で作られる生地は
オリーブやセミなどをモチーフにした
とても色鮮やかでプロヴァンスらしさがとても魅力的です。

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カーテン、テーブルクロス、ベットカバー、キッチン用品などのインテリアから
サシェ、ポプリ、ピローなどの小物まで
さまざまなものが揃っています。

タラスコンにある「ソレイヤド Souleiado」や「レゾリヴァードLes Olivade」は
高級ブランドとして有名です。
アルル、アヴィニョン、エスク・アン・プロヴァンスなどに直営店があります。

無名ブランドのものなら、どこのおみやげ屋さんでも
お手頃価格で購入できるので
いろいろ揃えて“プロヴァンス風”に部屋を飾ってみてはいかがですか？

パリでも、マルシェ（市場）をのぞくと
プロヴァンスプリントのテーブルクロスなどを売っているお店に出会うことがよくあります。

色鮮やかで、ラベンダーやオリーブ、せみの絵柄のプリントが目に入ったら
ぜひ見てみてください。


四角い大きなテーブルクロスです。

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2011.08.22 Mon

④プロヴァンス陶器

プロヴァンスの陶器は素朴な感じが魅力的。
黄色や緑など鮮やかな色彩と
オリーブやセミを描いた絵柄が南仏らしい。
いつかは食卓をすべてプロヴァンス陶器でそろえたい・・・

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陶器のオイルウォーマー、香炉です。
上のくぼみに水を適量入れ、エッセンシャルオイルを３～４滴落とします。


下にキャンドルを置いて、下から熱を加えることによって
エッセンシャルオイルを含んだ水が蒸発し、香りを出します。

小さいながらも意外と広範囲に香りを漂わせてくれる、すぐれもの。
ただし水がどんどん蒸発していくので、空焚きには要注意です。



はちみつ入れです。
こんな容器に、取れたてのラベンダーはちみつが入っていたら
きっとおいしさ倍増でしょうね＾＾


絵柄をアップするとこんな感じ。
18世紀からの絵柄のようです。




ちなみに・・・・
各地にある陶器ですが、
北に遡るほど高品質、高級感あふれるものになっていくのはなぜ？？

地中海をはさんでスペインの向かい側、アフリカ大陸の入り口に
モロッコ王国があります。

モロッコでも陶器は盛んで、重要な工芸品のひとつです。
南仏の陶器をさらにもっと素朴にしたような感じで
絵柄は色鮮やかなモザイク模様。




かなり見た感じはいい感じなのですが・・・

日本で見慣れた陶器とは雰囲気も絵柄もかなり異なるので
“ぜひおみやげに持って帰りたい”と思わせてくれるのですが・・・

これがおそろしくもろい、、、

原料となる赤土が低温（約900度）でしか焼けないためだそうですが
せっかくお土産に買っても、かなりしっかりと梱包して持って帰らないと、
帰国して開いてみたら無残にもこなごなに・・・・

ヒビが入るとか、割れたとかいうレベルでなく
あまりに無残なこなごな状態・・・・
と、笑えないような本当の話があるほど。

モロッコ人でさえ、家庭で使うのは中国製？
とにかく見た目はともかく、実用的ではないのがモロッコ陶器。

それと比べると北上してスペインの陶器は質が高い。
特にスペイン南部、アンダルシア地方のものは
色鮮やかなモザイク柄で素朴でなんだけれど、
モロッコよりもかなり洗練された感じで、何よりも質がいい。
こちらは十分食卓で使える実用タイプ。




その東隣のプロヴァンス地方も同様。
さらにフランスを北上すれば、リモージュやセーヴルなど
高品質の高級陶磁器が登場するので、興味深いです。

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